ハリ感に期待できる成分レチノール入りの化粧品は?
パルミチン酸レチノールについてまとめました。
ここ数年、
「小じわに効果が期待できる」
「たるみに効くかも」と言われて流行っている(?)レチノール。
そんなレチノールにもいくつか種類があります。
中でも、レチノールにパルミチン酸を結合させることによって、
肌への浸透力をアップさせたレチノール誘導体を
パルチル酸レチノールといいます。
パルミチン酸レチノールの概要
レチノールは光や酸素の影響を受けて酸化しやすい物質なので、
そのままの状態で化粧品への配合が難しいとわれていました。
パルミチン酸レチノールは、
肌への粘膜に吸収されやすくするために
レチノールを安定化させたものです。
更に、
レチノールそのものも
肌への刺激が軽減するようにと改善がされました。
最近では酸化を少なくするため、
もっと肌に浸透するために、
ナノ化、低分子化されたカプセル状のものにパルミチン酸レチノールを包む技術も
開発されています。
パルミチン酸レチノールはハリ感に期待できる?
そもそも「ハリ感」というフレーズは化粧品の宣伝などでよく耳にしますが、
具体的にどういうことのか?
「ハリ感」とは「真皮が正常なコラーゲンで満ちて厚みがある状態」のことです。
コラーゲンとは真皮で網の目状(お互いが橋を架けあっている)の
ネットワークを張りめぐらせて、
皮膚を支える働きをしている物質です。
皮膚のターンオーバーが正常だとコラーゲンの生成も正常
紫外線のダメージを受けて活性酸素が発生したり、
加齢が原因で肌のターンオーバー(新陳代謝)が正常に行われなくなると、
コラーゲンは劣化・変性、減少していきます。
↑コラーゲンが劣化・減少して肌に「ハリ感」がなくなった状態です。
ハリ感がなくなると、肌のたるみやシワの原因に…(*_*;
パルミチン酸レチノールは肌のターンオーバーを正常にする
パルミチン酸レチノールは、
肌のターンオーバーを正常にする作用があります。
肌のターンオーバーが整うと、
- コラーゲンの生成が促される
- 肌のキメが整う
ハリとツヤに効果が期待できる感じです(*^-^*)
パルミチン酸レチノール配合の化粧品といえばコレ。
アスタキサンチンのイメージが強いですが
パルミチン酸レチノールも配合されています。